本屋の店頭に平積みになっている本の表紙が
目にとまった。
ハードカバーの本にしては分厚くない。
パラっと本文を見ると
「むかしむかし、」という文で始まっている。
表紙は雪原に佇む赤い服の女の子の後ろ姿。
『神さまの貨物』というその本の作者は
フランスの劇作家
ジャン=クロード・グランベール。
異国のおとぎ話かな?
少し読んでから寝ようと本を開いたら
とんでもなかった。
まるで映画を見ているかのように
オールカラーで情景が脳内に繰り広げられる。
あまりの意外な展開に目が離せない。
一気に読み進んで
完璧に目が覚めてしまった。
表紙の人が誰なのか
どうしてここにいるのか、
読む前と読んだ後では全く違って見える。
この作家、凄い。