sorakoの日々徒然

老年期マダムのつぶやき。

読書

ファクトフルネス

ラジオを何気なく聴いていたら、予想外の面白さに聴き耳をたてた。 本の紹介をする番組で、ハンス・ロスリングの『ファクトフルネス』の紹介だった。 さっそく図書館で借りて読む。なかなかの分厚さにちょっとひるむ。経済学のような数字とグラフがいっぱい…

中庭のオレンジ

吉田篤弘さんの『中庭のオレンジ』を読む。 吉田さんの作品はいつも少し不思議な雰囲気を醸し出している。静けさと誠実さと、時々市井の人の逞しさもチラリと垣間見える。不思議な事が起こっても説明は無い。人間が理解出来ようが出来まいが起こるべきことは…

4月 面白かった本・追記

小路幸也 著 『すべての神様の十月』PHP研究所 オムニバス形式で全体的に繋がる部分はありつつもそれぞれ完結していて面白かった。思わず爆笑した箇所もあり作者の感性に共感。 同じく小路幸也 著 『さくらの丘で』祥伝社 祖母から孫に託された丘の上の洋館…

52ヘルツ

駐車場の横を通ったらスミレの群生地が これはほんの一部分。周りだけかと思ったら ここにもあそこにもこんなタイヤに踏まれてしまう所にも 駐車場のあちこちに種が運ばれたようでスミレの園になっていた地植えならではだなぁ。羨ましい限り。 図書館で予約…

児童書あれこれ

図書館で借りてきた児童書2冊。 絵本カフェ測量船のオーナーさんから勧められた児童書『とびきりすてきなクリスマス』。挿絵はアメリカのバーバラ・クーニー。子沢山の貧しいけれど温かな心の家族のちょっとピンチな事が起こりそうなクリスマスまでの数日間…

おはぐろ

陰翳礼讃を読んでいると読めない漢字が続々現れる。 その一つ『鉄漿』。おはぐろと読むと初めて知った。鉄というからには成分に鉄が使われていたのか。知らんかったわー。以下ネットで調べた内容。⬇️ 『日本での材料はタンニンを主成分とする「ふし粉」と酢…

読書の秋

朝日が昇る。光の筋がくっきり。早起きした甲斐があった。 最近また私的読書シーズン到来。毎週図書館で借りている。今日は図書館で予約していた本を受け取りに行った。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』 写真集と言っていいくらい素敵な写真が満載。写真が書かれて…

最近の読書

最近読んだ面白い本。 川口澄子 画と文『お茶のすすめ』お気楽「茶道」ガイド WAVE出版 ガハハと共感。僭越ながら作者さんに自分と同類の匂いを感じる。 光原百合 『扉守』文藝春秋 尾道が舞台の不思議で優しい物語。 反田恭平 『終止符のない人生』幻冬舎 …

嬉しかったこと

偶然にも作家の辻仁成さんと誕生日が同じ。これを知った時はびっくりしてますます親近感が湧いた。で、めでたくまた一つ歳をとった。今日も嬉しいことがいくつかあった。 一つはピアノ。もう2年近くお世話になっているピアノ教室。9月から取り組んでいるのは…

『孤独にさようなら』

辻仁成さんの『孤独にさようなら』を読み終えた。 こんな展開になるとは!いい意味で裏切られて読むのが楽しかった。 作家さんの頭の中は一体どうなってるんだろう。自分が体験したことばかりではないだろうに次々と作品を世に送り出すことができるなんて、…

共感

群ようこさんのエッセイを4冊読み終えた。 ページをめくるたび群ようこさんのキレてる内容に、思わずそうだ!そうだ!と激しく共感していた。 それだけ変な人が増えてきたということなのか。自分の感覚は正しいといつもいつも思ってる訳では無いけど、呆気に…

向日葵

発表会でもらった向日葵。 写し方を変えて明るさを調整するとこんなに違う。 スマホって便利だなぁ。 暑かった8月が終わる。この夏もよく頑張りました、私。 最近の読書は群ようこの『ぬるい生活』。ガハハと吹いたりうんうん!と共感したりでもそれだけじゃ…

逃げ方色々

図書館から借りてきた。 ずっと気になっていた本の予約の順番がやっと回ってきた。最初のページからうんうんと大きく頷きなから読んだ。なんとわかりやすい説明か! 中でも一番ヒットしたのは『苦手を克服するよりも得意を活かそう!』という考え方。その手…

『その本は』

大人の絵本のような本を見つけた。 その本は、クスッとなったりアハハとなったり、じ〜〜んときたり、色んな感じ方のできる内容でなかなか味わいのある本だった。 読み終えて自分でも小さな本を作りたくなった。その昔、まだ女学生だった頃、無地のポケット…

リンさんの小さな子

フィリップ・クローデル著『リンさんの小さな子』 事前情報無しでタイトルに惹かれて借りてきた本。参りました。起承転結の結は驚きの予想を上回る展開。これだから読書はやめられない。 なんだか自分にはフランス文学が合うのかもしれない。『優雅なハリネ…

消えない星々

原田マハ著『20CONTACTS 消えない星々との短い接触』を読み終える。原田マハさんの本は初めて。 ショートショートのような短編集。でも中身はぎっしり。よくは知らないけれど聞いたことのある芸術家たちをこんなに身近に差し出してくれるなんて!とワクワク…

もどかしいほど静かなオルゴール店

タイトルに惹かれて借りてきた本。 瀧羽麻子著『もどかしいほど静かなオルゴール店』 南の島のオルゴール店のオムニバス形式のお話。 こんなオルゴール店があったら行ってみたい。島の様子ももどかしいほど静かそう。自分の中でごちゃごちゃ沸いてる言葉をほ…

モンテレッジォ続き

先日読み終えた『モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語』の続編があった。⬇️ 本の真ん中辺りで2冊に分かれている。 右開きに読むと内田洋子さんのモンテレッジォ取材の番外編が、 左開きから読むとモンテレッジォ周辺の子どもたちが モンテレッジォにつ…

モンテレッジォ

内田洋子さんの本 『モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語』を読み終えた。 想像はるかに超える壮大な内容に ビックリの連続。 本を手に取って読むことの幸せを 存分に味わえた一冊だった。 紙の本だからこそ経験できる出会い。 まさにこの本はそんな出…

本の旅、始まり

今日から12月。 月初めはいつも新鮮で清々しい。 昨日図書館で借りてきた本を読み始める。 ⬇️こちら。 内田洋子さんの 『モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語』 ずっと以前、内田洋子さんが 『室内』という雑誌で連載されていた イタリアからのエッセ…

読書

図書館で見つけた本。 最近吉田篤弘さんにハマっている。 題名に1とあるので、2も出るってこと? 楽しみ〜! どのページをめくっても 静かな時間が感じられる。 いいなぁ、このガチャガチャしてない雰囲気。 明るさが無くて落ち着く灯りのように 本の世界に…

憧れの人

久しぶりに角野栄子さんの本を読む。 『魔女のひきだし』 魔女にまつわるエッセイ集。 挿絵は東逸子さん。 東逸子さんの画風が昔から大好きで 何冊か絵本や画集を持っている。 宝物の一つ 作者の角野栄子さんは憧れの人。 あんな風に歳をとっていきたいなぁ…

神さまの貨物

本屋の店頭に平積みになっている本の表紙が 目にとまった。 ハードカバーの本にしては分厚くない。 パラっと本文を見ると 「むかしむかし、」という文で始まっている。 表紙は雪原に佇む赤い服の女の子の後ろ姿。 『神さまの貨物』というその本の作者は フラ…