sorakoの日々徒然

老年期マダムのつぶやき。

大家さん

近所のお宅の一画を駐車場として借りている。半年に一度まとめて駐車場代を大家さんに持って行く時にお勝手口から中に上げてもらって少しおしゃべりすることがある。

大家さんは昔からのこの界隈で暮らしていて私の親と同年代。私も幼稚園の途中まで同じ町内に住んでいたのでその頃の話しで盛り上がったり。

今回は更に話が弾んだ。飾り棚にたくさん写真が飾られている。離れて暮らすお子さんやお孫さん、ひ孫さんの写真の数々。娘さんたちが学生時代ハマっていたパーカッションやコンテストで入賞した音楽活動の話など次々楽しいご家族の様子を話してくださった。何よりびっくりしたのは娘さんが私と同じ大学の卒業生だったこと。私が高校生の頃は地元からその大学に進学する人は殆どいなかったので驚いた。

他にも今も現役で担当されている自社でのお仕事のことなどなどびっくりするようなお話しが次々出てきて楽しかった。話しをするにつれて色んな事で共通点やご縁があったことが分かりお互いにえぇー!と驚いたり楽しいひとときとなった。

「自慢話ばっかり聞かせたみたいになっちゃったけど、でも聞いてくれてすごく元気が出た。ありがとう。またおしゃべりに来て下さいね。」と恐縮されていたけど私は自慢話しは大歓迎、ノープロブレム。「全然自慢話しと思わないですし、懐かしいお話しも聞けて楽しかったです。またお話し聞かせてくださいね。」とお礼を言って帰った。

今のところに引っ越してきて30年以上経つ。自分が幼い頃に住んでいた界隈なので懐かしい場所だけど、仲良しの同級生は1人も地元に残っていないので思い出話しをすることは今までなかった。それに他のご近所さんとはもっぱら玄関先での立ち話し程度で、たまに美味しい物をお裾分けしたりされてたりのあっさりした関係。なので大家さんはお宅に上がらせてもらっておしゃべりできる数少ないご近所さんだ。

人と話すとこんなにも元気になるんだと久しぶりに私の方こそ元気が出た。やっぱりおしゃべりは元気の素。お言葉に甘えて時々おしゃべりに寄らせてもらっちゃおう。