sorakoの日々徒然

老年期マダムのつぶやき。

10年後

特養にいる義母に会いに行った。車で5時間かかる距離。以前は感染予防のビニールシート越しにしか会えなかったのが、建物の中の談話室で直接会えることができるようになった。

上品な感じに髪の毛をセットしていただいているので見た目には元気そうに見える。でももう我が子のことも孫のことも忘れている。

「わたしはいつここから家に帰るの?」と聞かれて、ここが自分の家では無いことを義母はわかっているのだとわかってせつなかった。

こんなに素敵な笑顔の義母なのに、もうこの建物から外に出ることは叶わない。帰り際、思わずハグをした。わたしより背が高かった義母なのに、いつの頃からか私より小さくなっている。

10年後20年後、果たして私はせめて今と同じくらいの健康を保つことができているだろうか。

体の健康も大切だけど、機嫌良く過ごすことも大事。いつも何かしら不満や怒りや愚痴を吐くのではなく、関わってくれる人たちと日々穏やかに楽しく接していける自分でありたい。

目標は義母のように心に余裕のある笑顔のかわいいおばあさん。自分の心がけ次第で未来の自分が作られるとしたら今からできることってなんだろう。